連盟の歴史
全日本学生自動車連盟の歴史:1952年の発足から現在までの年表
全日本学生自動車連盟の歴史は、各地の学生自動車連盟をまとめて1952年に13大学で発足したところから始まります。ラリーや整備技術の大会、燃費の競争を経て、いまはジムカーナ、ダートトライアル、フィギュアの3大会を軸に活動しています。
1952年、13大学で発足
連盟の旧公式サイト(2013〜17年)によると、全日本学生自動車連盟は昭和初期に各地で結成された学生自動車連盟を統合する形で、1952年(昭和27年)に全国13大学の加盟で発足しました。当初の加盟校は、青山学院大学、慶應義塾大学、専修大学、中央大学、日本大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、同志社大学、神戸大学、神戸商科大学、東京工業大学です。
2011年に旧公式サイトへ掲載されたあいさつ文は、設立の趣旨を、学生スポーツの本旨に基づき、自動車競技を通じて各大学自動車部の親睦と自動車文化の向上・発展を図ることだと説明しています。発足の年には第1回の全日本学生自動車運転競技大会と、東京―大阪間の耐久レースが開かれました。運転競技はいまも「フィギュア」の通称で続く、連盟で最も歴史のある大会です。
ラリーと整備技術の時代
1960年代の連盟は、ラリーの大会を数多く開いていました。1961年(昭和36年)には創立10周年を記念して全日本一周学生ラリーを開き、1964年には第1回全日本学生サーキットラリー選手権大会、1968年には日本万国博覧会の開催を記念した日本一周親善ラリーを全日本学生ラリー選手権大会と兼ねて開いています。
1964年(昭和39年)に始まった全日本学生自動車整備技術選手権大会は、運転技術だけでなく整備の腕も競う大会でした。1966年に始まった年間総合表彰(全日総合杯)は、発足当初、この整備技術大会と運転競技の2種目の合計で争われました。いまの総合杯の仕組みは年間総合杯のページで説明しています。
組織も全国に広がりました。1960年(昭和35年)には西日本学生自動車連盟を吸収して九州支部が発足し、翌1961年には中部支部が生まれています。
スピード競技の時代:ダートトライアルとジムカーナ
1984年(昭和59年)に全日本学生ダートトライアル選手権、1987年(昭和62年)に全日本学生ジムカーナ選手権が始まりました。どちらも1台ずつ走ってタイムを競う競技で、運転競技とあわせた3大会がいまの全日本学生選手権と総合杯の柱です。旧公式サイトのあいさつ文は、日本一周ラリー、運転技術、整備技術、そしてジムカーナやダートトライアルといったスピード競技の大会を開き、日本のモータリゼーションの発展に寄与してきたと振り返っています。
社会活動と環境への取り組み
連盟は競技のほかに社会活動も続けてきました。1970年(昭和45年)には交通遺児育英募金活動の支援を始め、旧公式サイトのあいさつ文は、日本赤十字社に協力した災害救助活動や献血、交通遺児育英会の育英事業への協力(あしなが街頭募金)、環境保全運動への参加を挙げています。加盟各校の自動車部は日ごろから交通法規の遵守と啓発、運転技術と整備技術の向上に取り組んでいるとも書かれていました。
燃費を競う大会も長い伝統があります。1955年(昭和30年)の第1回全日本学生自動車燃料経済競争に始まり、2001年の日本エコカードライビングコンテスト、2006年からの全日本学生対抗チーム・マイナス6%エコドライビングコンテスト、2013年の全日本エコドライブチャンピオンシップへと続きました。詳しくはエコランとエコドライブの大会にまとめています。
連盟の組織
旧公式サイト(2013年4月1日現在の説明)によると、連盟は加盟する全国の大学自動車部で構成され、本部を東京に置き、全国の活動を受け持つ5支部(関東、中部、関西、中四国、九州)があります。運営は連盟規約に定める役員が担い、実務は現役の学生でつくる常任委員会が、全体の支援は定期的に開かれる理事会が受け持つ体制です。2021年度の運転競技の結果報告書でも、大会の役員に常任委員長や各支部の常任委員長が名を連ねています。
加盟校の数は、2006年の環境省の発表資料と2007年の旧公式サイトでは全国121大学、2011年のあいさつ文では100校でした。支部と加盟の流れは自動車部と加盟を参照してください。
年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1952年(昭和27年) | 13大学の加盟で全日本学生自動車連盟が発足。第1回全日本学生自動車運転競技大会、第1回全日本学生東京―大阪間耐久レース |
| 1955年(昭和30年) | 第1回全日本学生自動車燃料経済競争 |
| 1960年(昭和35年) | 西日本学生自動車連盟を吸収し、九州支部として発足 |
| 1961年(昭和36年) | 連盟創立10周年記念の全日本一周学生ラリー。中部支部を創設 |
| 1964年(昭和39年) | 全日本学生自動車整備技術選手権大会、第1回全日本学生サーキットラリー選手権大会 |
| 1966年(昭和41年) | 年間総合表彰制度(全日総合杯)を開始 |
| 1968年(昭和43年) | 日本万国博覧会開催記念日本一周親善ラリー兼全日本学生ラリー選手権大会 |
| 1970年(昭和45年) | 交通遺児育英募金活動の支援を開始 |
| 1976年(昭和51年) | 創立25周年記念式典 |
| 1984年(昭和59年) | 全日本学生ダートトライアル選手権を開催 |
| 1987年(昭和62年) | 全日本学生ジムカーナ選手権を開催 |
| 2001年(平成13年) | 日本エコカードライビングコンテストを開催 |
| 2006年(平成18年) | 第1回全日本学生対抗チーム・マイナス6%エコドライビングコンテスト(8月21日、鈴鹿サーキット) |
| 2007年(平成19年) | 第2回同コンテスト(8月27日、鈴鹿サーキット)。旧公式サイトは加盟校を全国121大学と紹介 |
| 2011年(平成23年) | 旧公式サイトのあいさつ文で加盟校は100校。関東支部の軽自動車6時間耐久レースが15回目 |
| 2012年(平成24年) | 創立60周年。この年の運転競技は「創立60周年記念」大会として開催 |
| 2013年(平成25年) | 全日本エコドライブチャンピオンシップを開催 |
| 2020年(令和2年) | 公式サイトの大会結果に載るのは運転競技のみ |
| 2024年(令和6年) | 全日本学生ダートトライアルで「旧規定」と「新規定」の2区分の順位が出る |
| 2026年(令和8年) | 全日本学生ジムカーナも2区分に。ダートトライアルはモーターランド野沢で開催 |
ドメイン ajsaa.com は2019年ごろまで連盟の旧公式サイトでしたが、いまの連盟の公式サイトは ajsaa-alljapan.org です。このガイドは連盟とは関係のない独立したサイトで、経緯はこのサイトについてに書いています。
よくある質問
全日本学生自動車連盟はいつできましたか?
1952年(昭和27年)に、昭和初期から各地にあった学生自動車連盟を統合する形で、13大学の加盟で発足しました。
最初の加盟校はどこですか?
青山学院、慶應義塾、専修、中央、日本、法政、明治、立教、早稲田、同志社、神戸、神戸商科、東京工業の13大学です。
ジムカーナとダートトライアルの全日本大会はいつ始まりましたか?
ダートトライアルが1984年(昭和59年)、ジムカーナが1987年(昭和62年)です。
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